へいにーのフリーゲーム記

フリーゲームのレビューを中心に書きます。

第58回 護衛を弱らせて殺害せよ「カリスは影差す迷宮で」

どもども、へいにーです。

 

自粛が続く毎日です。皆様いかがお過ごしでしょうか。大学のオンライン講義の準備が始まろうとしてます。履修登録って本当にややこしいです。全然わからない。ネットで以前と違うし他の生徒とも連絡とれないし…。愚痴言ってもしゃーないんで頑張ります。。。

 

さあ、気を取り直してフリゲレビューしていきましょう。

今回レビューしていくゲームは…

カリスは影差す迷宮で

です!

 

ジャンルとしては探索ダンジョンRPGです。もちろんそれだけではありません。主人公には探索以外に別の任務を帯びていてエンディングはそれの達成度合いによって変わります。今回は二つにわけてご紹介します。

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タイトル画像

 *ネタバレには考慮しましたが、多少はあります。ご了承ください。

*タイトルからアダルトチックな印象を受けますが、特にそういった描写はありません。そういうのが苦手な方はご心配なさらず。そういうのを期待していた方は深く反省してください。

 

 

 

二つの任務

ゲームを始めると最初は上官に呼び出しをされたところから始まります。

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呼び出し

上にいるのが上官。下にいるのが主人公になります。与えられた任務は二つ。

  • 鉱掘作業中に発見された「凪の時代」と呼ばれる時代の遺跡の調査。
  • 同行者であり護衛である、カリス・フィールドの抹殺。

の二つ。早速物騒な言葉が飛んできました。後述しますが、カリスの殺害の任務は激しく困難です。そこで、遺跡にはびこる凶暴な魔物に攻撃させて弱らせたところを隙を突いて襲撃して殺害する必要があり、事故死に見せかけるという条件付きです。主人公は動揺し、任務の拒否権を与えられましたがこれを引き受けました。

あらすじは簡潔にこれくらいとして、キャラクターの紹介と行きましょう。

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主人公

主人公です。名前はあなた次第。階級は中尉。軍属の考古学者です。はい。軍属でこそありますが、あくまで学者。普通に考えて戦闘なんて絵空事。ましてや自分の護衛を殺害するなどかなり厳しい任務です。性格はクールで、ある程度の常識的な行動をしますが、いうなれば考古学オタで、古代関連のことでは冷静さを失いがちです。

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カリス・フィールド

カリス・フィールド。今作のヒロインであり、主人公の護衛であり、殺害対象であります。バストのことは聞くな。 階級は准尉、主人公の下の階級です。本任務については主人公が上司で彼女が部下にあたるわけです。役職としては獅子魔術師。強さではなんと上から二番目の役職にあたる無茶苦茶な強さを持ちます。そんな強さの人何故学者が殺さなあかんねんと不思議に思います。性格としてはクールで無表情ですが、どこか抜けていて、不思議ちゃんな部分もあります。

物語はユーモアも交えつつダークな感じで進んいきます。ここから先はあなたの手で是非プレイしてみてください。

 

練られた探索システムと襲撃

あらすじを読んでくださった方はおそらくこのゲームの根幹は彼女を殺害することにあってどうやって彼女を殺すかを考えるゲームなのか、と考えている人も多いと思います。しかし、このゲームは探索的な要素の完成度も高いので是非紹介させていただきたいです。

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遺跡

遺跡はこんな感じ。The RPGって感じのいたって普通の遺跡ですよね。もちろん右上の敵に触れると戦闘。

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戦闘

戦闘画面はこんな感じ。こちらもいたって普通。…に見えますが少し変わっているところが、カリスが操作不能であるという点です。カリスは異常な戦闘能力を有していますが、主人公はかなり非力です。そのカリスは自分の思い通りにならず勝手に行動してしまいます。まあそれでも雑魚戦はその強さで基本なんとかなります。主人公が倒された時点で、町(後述)に戻されますのでその点は注意が必要です。

 また、探索要素で私が面白いなと思ったのは…

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流鍵

この流鍵(るけん)というシステムです。いうなれば液状記憶のカギといったところでしょうか。鍵穴の形状を記憶して、翌日安定して開けるようになります。これもまた後述しますが、この任務は30日の期限が設けられています。どれだけ日数を節約するかを考える中でこの流鍵は、撤退をさせずらくするいいシステムかなって思います。また、遺跡には書物や遺物が残されていて、それらから時代背景を読み取ることもできます。

遺跡を出ると拠点となる町へ行けます。

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一つ一つの要素を見ていきましょう。

・遺跡

遺跡に向かいます。一日一往復しかできません。

・宿

睡眠をとり、日にちを進めることができます。夜には一つだけ見つけた書物の解読や、魔法書の習得が行えます。また、遺跡に行かずに解読、習得に専念することもできます。ちなみに、一週間ごとに査定が入って解読した書物や発見した遺物に応じて予算が支給されます。また、見つけた遺物や書物の詳細を確認できます。

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遺物であればこんな感じ

書物や遺物の中には迷宮探索のヒントになるものもありますし、単純に世界観を知る読み物としても出来が高いです。

その他、カリスと会話したり、セーブもここでできます。

・商店

アイテム、武器・防具、魔法書等を購入できます。流鍵なんかもここで買えるので大事です。

・酒場

マスターから情報を得られたり、カリスと親睦を深められます。カリスには好感度があり、それによって物語が大きく変わることもあるかもしれません。

・闘技場

勝利すると賞金がもらえる試合が行えます。ランクアップすると更に大きく賞金がもらえて、序盤はとてもおいしい場所です。ただし、カリスは軍規に縛られて参加できないので、主人公一人で戦うことになります。

 

そして、このゲームの根幹を担うシステム…。襲撃。

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襲撃

魔物に襲わせて瀕死のところをやるのか、友好を深めてから隙を突くのか、それとも主人公をゴリゴリ育てて倒すのか。これをどのタイミングで押すかはプレイヤーにゆだねられています…。

 

ゲームシステムとして、リソース管理を行うゲーム性があります。個人的にリソースを効率的に使うというのは大好物なのでとても面白かったです。

 

全体として、ダークな世界観とリソース管理がうまくマッチして私にとても刺さった作品でした。是非皆さんもこの任務を引き受けてみてはいかがでしょうか。

 

ふりーむ!

カリスは影差す迷宮で のレビュー:無料ゲーム by ふりーむ!

 

よんでくださりありがとうございました!ではまた次回!