へいにーのフリーゲーム記

フリーゲームのレビューを中心に書きます。

第67回 生死の狭間にて「Margikarman ItoA」

どもども、へいにーです。

 

先週はブログ更新してなくてごめんなさい…。連日の猛暑でぶっ倒れておりました。もう元気です。本当に失礼しました。

それにしても暑いです。マジで。コロナさんがあるのであんまり遊びもしづらかったですけど、暑いもんは暑いです。ホントに。お盆休み…今年は皆さんなにかしましたか?僕はお盆っぽいフリゲやってたんです。今回はそのレビューをしていきましょう。

さて、今回レビューしていくゲームは…

Margikarman ItoA

です!

 

ジャンルはRPGです。メインテーマが死と比較的重めではありますが、シリアスになりすぎないようなテイスト。そして泣ける。切ない。システム的にもかなりテンポよく進められるので一気にプレイしてしまう…そんなゲームです。今回は二つに分けて説明していきます。

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*ネタバレには考慮しましたが、多少はあります。ご了承ください。

 

未練を残す境界人達

さて、ストーリー面での紹介と参りましょう。

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ゲームは主人公の彼、硲幸丞(はざまこうすけ)の謎の発言から始まります。彼は、軽音部に所属する高校生。まさに優しい青年といった感じですが、少し特殊な事情もあったりします。そして非常に不可解な発言が見られます。春なのに蝉の声が聞こえる…?

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それにこたえるように謎の声が、「やっと…聞こえたんだね」と答えます。なんのことだかさっぱりわからん。しかもこれ選択肢なんですね。なんでよ。

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そして、彼は一人取り残されます。さっきの発言から察するに少なくとも「橘」という友人がいたはずなのですが、この場にいるのは幸丞一人です。

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そして、その場を後にするとさっきの山とは全く色の違う廊下…?のような場所に移りました。幸丞は困惑します。

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そしたら、謎の化物が突進してきます。

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そうして、戦闘が始まってしまいます。しかし、幸丞に対処ができるわけもなく、困っていると、

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謎の女性が圧倒的力で排除してくれました。

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そして、お悔み申し上げられました。彼女が続けるには、主人公は既に亡くなっていて、ここは死者が迷い込む「狭間の世界」という場所なのだそう。そして、彼女は迷い込んだ死者の案内人で呼び名は女死神だそう。なんて物騒な名だ。この世界に迷い込んだ人間は生への執着、もしくは為しえなかった行為等、いわゆる未練を持った人たちだとか。死により時間の制約からは解き放たれましたが、猶予(いわゆるHP)が尽きた瞬間自我を失い、先程襲ってきたようなダースト化してしまい、女死神に消滅させられてしまいます。猶予が尽きる前に未練を清算してこの場から旅立つことがいいらしいです。

…こう長々と書きましたが、幸丞には死んだという実感がまるでなくこれらをすべて夢だと思っています。果たして彼は、夢から帰還できるのでしょうか。それともこれは現実で、未練を清算しこの世界から旅立つことができるのでしょうか。ここから先は是非あなたの眼で確かめて下さい。

 

消えゆく猶予

システム面について簡単な紹介をしましょう。

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戦闘システムについては比較的単純な戦闘システムなのです。しかし、おなじみHPのステータスというのは、名称が猶予となっています。(この画面ではHPと書かれていますが…)猶予はHPと全く同義のステータスです。しかし、特徴的なのは、この猶予、ろくに回復する手段がありません。宿屋や魔法陣等の全回復手段はもちろんアイテムはあっても一つあたりの回復量が微々たるもので使い勝手があまりに悪いのです。終盤で、回復事情はなんとかなるとはいえ、序盤の猶予管理が重要となっていきます。また、

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スキルなどももちろんあります。MPによって汎用スキルを放て、TPによって固有スキルを放てます。汎用スキルは装備することによって戦闘中に使えるようになり、大体がバフや挑発だったりの補助系が多いです。固有スキルは多くが状態異常付きの高ダメージ技で、非常に便利です。TPのためる手段も少し変わっていてで、Attackによって+1、Skillが+2、Defenceが+3となっていて、また被ダメによっても上昇します。今作では攻撃は最大の防御とは称することはしづらく、防御によってTPをためて、スキルで攻撃するというのが有効な策となっています。

探索要素についても文章で軽く説明します。彼らは死人なので現世に対して干渉ができません。人から認知されず、物体に触れることができません。しかし、様々なキャラクターの加入や、スキルの解放によって様々な形で現世に干渉し、物語が進んだり、アイテムを手に入れたりすることができるようになります。だんだんとできることが増えてくるの個人的に大好きです。

死後の世界という世界観を出すためのシステムを是非味わっていただきたいです。

 

いかがでしたでしょうか。新鮮なシステムとなかなか骨のあるストーリーが魅力の本作。死という重いテーマながらも非常に楽しんでプレイすることができました。是非プレイしてみて下さい!

ふりーむ!

Margikarman ItoA(マージカルマン イトア):無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]

 

よんでくださりありがとうございました!ではまた次回!