第53回 その物語にまだ名はない。「No Title」
どもども、へいにーです。
暗い話をわざわざ取り上げてもなあってところもあるんですが、それにしてもコロナさんやばくないっすか。受験終わったら旅行でも行かないかいなんて友達とも言ってたんですけど、こんなんじゃいけるわけないなあ。まあいいです。フリゲやります。今回はゲームの中で好きなだけ飛び回りました。
ということで、フリゲレビューやって行きたいと思います。
今回レビューするゲームは…
No Title
です!
なんと主人公らが鳥なRPGです。物語としては王道をいっている感じです。今回も二つに分けてご紹介して参ります。
*ネタバレには考慮しましたが、多少はあります。ご了承下さい。
その翼はなんの為に
さて、冒頭でも触れましたが、このゲームの物語部分はかなり王道的な言うなれば少年漫画のような物語です。…ただ一つ、主人公達が鳥なのを除いて。いつも通りあらすじとキャラ紹介に入ります。
嵐の中、何かを話しているやつらと、それを目撃しているやつがいます。
ゲームをしないか
ルールは簡単
この憎たらしい女神像をぶち壊す
破片が飛び散る
それを拾ったら、それは拾ったやつのモノ。
よし
それじゃゲームスタート
おそらく重要であろう女神像を破壊してしまうという内容です。恐ろしい事を目撃した誰かは傷を負わされながらも命からがら逃走しました。
といったところで、次の場面にいくかと思いきや。
また別の誰かが話しかけてきました。…我々、プレイヤーに。内容は、この物語を手に取ってくれたことへの謝辞と大事な物を聞いてきました。よくわからないまま今度こそ次の場面。
前の出来事から少し経った後。嵐のなかで飛ぶ鳥が位1羽。島が見えたと思ったら、謎の異空間に吸い込まれてしまいます。
彼の名は…
ノセ。アカオノスリという種族の鳥です。猛禽(もうきん)類に分類されるタカの仲間です。彼は飛ぶことが大好きで、新しいとこを見るのが大好き。あとヘタレ。
あらすじに戻りましょう。彼は見知らぬ場所にいました。とりあえず腹を満たすために獲物がいるような開けた場所を探します。またまた場面が変わります。
鳩がヘビクイワシに探索に同行させてくれと頼むが断られます。
鳩の名はルルリ。種族はカワラバト…いわゆる一般的な鳩です。平和の象徴だからかなのか不思議な(神聖な)力が使えます。彼女は何かを確かめたくて、探索をしたいらしいのです。
そんな時、ネズミを追ってきたノセが飛び出てきて、
ネズミにボコされました。ネ ズ ミ に ボ コ さ れ ま し た 。
その後、ヘビクイワシに救出され、近くの動物達の集落ルッカリーに運ばれました。
そこで、状況把握のために村のリーダーのような努めを果たしている作家と呼ばれるオカメインコに話を聞きに行くことにしました。
そこでは既にハシブトガラスが話を聞いていました。
彼の名はアルヴィス。厨二病です。でも本当に闇の力が使えます。凄いタイプの厨二病です。彼もノセと同様に嵐に巻き込まれてこの島に来ました。
そして、作家とは彼のこと。
作家です。彼の本名は劇中で明らかになってない気がします。本を書いていて、めちゃめちゃ博識です。このルッカリーの中のいわゆる長老的な立ち位置にいます。…どっかでシルエット見たような…。
さて、そんな作家から驚きの事実をノセは聞くことになります。その事実とはノセ達が着いたこの島は、現在様々な森や洞窟等が異次元によりつぎはぎになってしまっている状態だそうで、その為現在事実上この島が脱出不可能となってしまいました。その解決方法はこうなってしまった元凶を排除することにあるそうです。その元凶は魔王であると作家は期待しています。この騒動を本にして書いている作家からしたら魔王がラスボスのほうが物語として面白いそうです。
とにもかくにもノセとアルヴィスは島からの脱出の為にその元凶を排除する探索に参加することに合意しました。また、その話を聞いていたルルリも何かを確かめる為にこの探索に参加することになり、三羽は勇者として魔王?に立ち向かうこととなったのです。
この物語は全体として、「何のために生きるのか何の役割を持つか」というテーマで描かれています。彼らの翼の意味は是非あなたの目で確かめてみて下さい。
どこまでも飛んでいけ
システム面の説明に入ります。基本的には一般的なRPGですが、鳥であるということがめちゃくちゃ活かされています。まずは戦闘面の解説。
まず少し変っているのは逃走のシステムですね。逃走にはTP(他作品のMPに当たる)を消費します。ない場合は逃走できませんがTPを払えば確定で逃走できます。
せっかく画像加工したけど加工してない部分として、戦闘コマンドにおいて、いわゆる「たたかう」「こうげき」に類するコマンドがありません。原則スキルを使用しなくてはならなくて、基本的にTPを消費します。先程の逃走のシステムと相まってTP管理が大変です。ただアイテムでしかTPが補給出来ないわけではありません。
①の部分を見て下さい。STANDと書いています。これはそのまま立つという意味で、上記のような効果を持ちます。DEFENCEが上昇して、TPが回復します。この画面でAを押すと飛べます。その場合FLYINGとなって飛べます。その場合はATACKが上昇して、上の②のゲージが上昇します。(②については後述)
例えば、雑魚戦ではSTANDで戦い、TPを維持しつつ、強敵と戦う際にはFLYINGで攻撃力を高めて、攻撃しつつ、ピンチになったらSTANDで防御力を高めて回復に移ったり…、戦闘において様々な戦略を生んでくれます。
次に②のゲージです。名称はFSゲージです。なんの略なのかはよくわからなかったですね。FLYING SUPERとか?違うか….。
FLYING状態で行動するとゲージが溜まり、ある程度溜まると右にストックされます。ゲーム開始時ストックは二個までですが、後述するコレクションアイテムによってFSゲージの最大値を上昇させることができます。そして、ストックされるとブーストが使用できます。ブーストはそのターン全能力が結構上昇します。また、ゲーム後半ではブースト時専用の必殺技を放てることも。必殺技はカットインも入っていい感じ。
このように鳥らしく戦えるシステムなんです。
もちろんフィールド探索でも鳥らしさはあります。RPGやっている時思いませんか。飛べるキャラクターがいるのに障害物に阻まれてなんでここいけんねん!ってなること。このゲームでは飛んで障害物を超えれます。むしろ飛ばないとゲームクリア不可。
真ん中の鳥が飛んでいることがわかりますでしょうか。飛ぶと前述の通り大半の障害物や水を超えられるほか、移動速度が上昇します。結構上昇します。というより着陸時がまあまあの遅さですので、障害物なくても全然飛びます。敵避け(このゲームはシンボルエンカウントです。)の際に飛翔は大変重宝します。しかし、こんなメリットだらけならずっと飛んでいます。はい、ずっと飛ぶことはできません。左下にあるゲージが飛翔中じわじわ減っていきます。ゼロになると鳥がその場に落ちます。また、ゲージは着陸時に回復します。他にも移動に関するギミックがあり、鳥になった気分で爽快に探索が行えます。
最後にもう一つの要素、コレクションアイテムをご紹介しましょう。
探索すると、このような宝箱に出会うことがあります。これを開けると…
このようにコレクションアイテムを手に入れることができます。コレクションアイテムにはそれぞれサブストーリーがあり、文字通りのコレクションになる他、
下にあるBONUSの効果が発揮します。この「古代の金貨」ではMHP、つまり最大HPが上昇します。また、このBONUSにはこんなのもあります。
右に丸があるのがスキルエフェクトといいます。ゲームを少し進めると、このスキルエフェクトをスキルに装着できるようになります。これをつけると攻撃が全体攻撃になります。他にも属性をつけたり、状態異常攻撃にしたりその種類は富んでいます。また、スキルにつけずにアクセサリーとしてそのまま装備すれば、耐性等がつくなどスキルエフェクトでもたくさんの戦略が生まれます。世界を飛び回ってノセ達を成長させましょう。
いかがでしたでしょうか。物語はかなり王道で、素直に面白く、衝撃もあり、キャラに感情移入もできてよかったです。あと空を飛ぶシステムがめっちゃいい。ずっと飛びたい。是非あなたもsky high してください。
ふりーむ!
よんでくださりありがとうございました!ではまた次回!