へいにーのフリーゲーム記

フリーゲームのレビューを中心に書きます。

第三回 片道勇者 世界の果てまで… 一方通行ローグライク

どもども、へいにーでございます。

前回でも熱いなあと言ってましたが、それの比にならないくらい熱いですね。地球が悲鳴をあげているようで1人の地球人としてちょっぴり焦っています…。

 

あ、今更ですが基本的にスクリーンショットをとるときは新しいゲームデータを用意してから写真を撮っています。ネタバレとかを避けるためです。気になる人いたらそういうことです。(いないかな…笑)

 

さてそれでは、本日はSilver Secondさんのゲームの片道勇者のレビューをしていきたいと思います。このゲームはいままで二回レビューしてきたRPGとちがいローグライクというジャンルになってます。聞き慣れない人たちのためにまずはこちらから説明していきますね。知ってる方は飛ばしてもらってかまいません。

ローグライクとは

ローグライクゲームを構成する要素は四つほどです。(筆者の独断の見解です。)

 

まず、ダンジョンがランダム生成です。地形、アイテム、敵、トラップなどがランダムに配置されます。それにより繰り返し飽きないで遊べます。

 

次に、戦闘はターン制をとります。基本的にプレイヤーが動かないと敵も動きません。というよりかはプレイヤーが動いて初めて時が進むといったところでしょうか。

 

また、死亡時に原則ゲームはやり直しになります。ゲームによって表記はまちまちですが、共通しているのは最初からやり直しというところで、集めたアイテムは全て没収、レベルは1に戻ります。ときどき一部戦利品を持って帰れたりもしますが原則すべて最初からになります。

 

最後に消耗の要素です。例えば空腹になったり、(食料の消耗)、武器、防具が壊れたりします。ローグライクでは強くなることより生き延びることの方が重要で大変です。

日本のローグライクで言えば、不思議なダンジョン系が有名かと思います。トルネコの不思議なダンジョンシリーズ、ポケモンの不思議なダンジョンシリーズなどです。プレイしたことがある方はそちらを思い浮かべてもらうと良いかもしれないです。

 

さて、ローグライクについて分かってもらったところで片道勇者のレビューに入っていきたいと思います。今回は2つほどに絞って説明していきます。

※極力ネタバレには考慮しましたが多少はあります。ご了承ください。

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↑タイトル画面 幻想的な雰囲気を醸し出しています

 

 

迫り来る闇と魔王 革新的なゲームシステム

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↑キャラメイキング 名前、歩行グラ、クラス(職業)、特徴などが変更可

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↑左から来てる黒い霧みたいなのが闇 

 

片道勇者は前述したとおりローグライクRPGです。ですが、一般的なローグライクRPGと違うところがありそれを中心的に説明したいなと思います。

まずは、毎回毎回のキャラに個性を持たせることができます。まず、RPG定番の職業。攻撃特化の剣士、安定感のある騎士など計8種類の職業があります。さらに特徴を最大5つ(最初は3つ)つけられて、ステータスを強化したり、地形を楽に超えられたりと様々です。職業や特徴はゲーム終了後スコアによって手に入る伝説ポイントというもので手に入れられます。これにより更に繰り返し遊ぶことができます。

次に片道であるという点で後ろから闇が迫ってきていてフィールドを侵食していき、闇に呑まれたらプレイヤーは死亡します。従ってプレイヤーは必然的に右に進むことになります。これがダンジョン型のローグライクと決定的に違う点でこのゲームの個性を出すのに一役買ってます。というかこれが個性です。

また、闇を操る魔王が一定ターンごとに現れます。その後一定ターン後に消えますが、何度でも出てきます。これもまた、ローグライクからしたら特殊で基本的には○Fでボス的な感じですが、タイミングを調整できない部分も珍しいのかなと思います。

他にも次元倉庫を利用すればアイテムを持ち越せたり仲間が出来たり商人を殺害して、アイテムを奪ったり…。フリーゲームらしい冒険的なゲームでありながらよくまとまっているのはSilverSecondさんの力量かなと。

斬新なゲームをやりたい!って方にはすごいおすすめです。

 

世界を喰らう闇の真相とは…緊迫の物語

他に何を説明しようかと考えたとき、アイテムやスキル、グラフィック、BGMと色々と考えたんですがやっぱローグライクでかなり作り込まれてる物語を見たのは初めてかなと思い、これを選びました。もちろん他に挙げたものも良いのですが、このゲームの独自性を考えたらやはり物語なのかなと。

しかし…少し語るだけでもネタバレに引っかかりかねないので、控えめに書きます。

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 ↑妖精イーリス ゲームのナビゲーター

上図の写真のように旅中に仲間に話しかけることが出来ます。(厳密にはイーリスは仲間ではありませんが)他にも話しかけられる仲間は5人+αいてそれぞれの思惑や世界の真相を垣間見ることが出来ます。最初は闇を操る魔王を倒し、闇を止めようとするのが目的でしょう。しかし、時にはそれ以外の目的で旅をすることがあるかもしれません。これ以上語るとネタバレをしてしまいそうなので、ここらへんでやめておきたいと思います…。

 

総じてクオリティが高いゲームだと思います。ローグライクに触れたことのない人でも気軽に遊べるような工夫がされていて、ローグライク上級者でも飽きさせないシステムです。プレイしてみたいなと思った方は是非とも下のリンクから飛んでダウンロードしてみてください。

 

Vector

片道勇者の詳細情報 : Vector ソフトを探す!

 

公式ホームページも貼っておきます。

片道勇者 公式ページ

 

もしプレイしてみてとても面白いと感じた人は片道勇者+(有料版)も買ってみてはいかがでしょうか。公式ホームページに概要がありますのでぜひ。

 

お読みいただきありがとうございました!ではまた次回!